MosaicML買収はAIのしるし

ヤワなハートが痺れる創業3年目の1,700億円エグジット
らんぶる 2023.07.01
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C3 AIのショートコントも終焉を迎えたので、さあ次は何を書こうかなと考えあぐねていたところに、DatabricksによるMosaicML大型買収のニュースが飛び込んできた。クラウド製品すらない2021年創業のスタートアップの話なので、当ニュースレターで解説するべきか迷ったが、買収元であるDatabricksがミドルウェア業界最大のIPO候補であることを思い出し、調べることにする。

まずはDatabricksのプレスリリースから(MPTじゃなくてChatGPTで翻訳語微修正・強調は筆者)。

Databricks LakehouseプラットフォームとMosaicMLの技術を組み合わせることで、顧客は貴重なデータの管理、セキュリティ、保持を簡単かつ迅速な方法で、高いコストを払わずとも実現できるようになります。MosaicMLによれば、モデル訓練の自動最適化により、標準的なアプローチに比べてモデル訓練が2倍から7倍速くなります。計算リソースのほぼ線形的な拡充と組み合わせることで、数十億のパラメータを持つモデルを数日ではなく、数時間で完了できるようになります。DatabricksとMosaicMLを使用すると、数百万ドルかかっていたLLMの訓練と使用にかかる費用が、数千ドルにまで下がります。Databricksの統合データ。AIプラットフォームとMosaicMLの生成的AI訓練技術を組み合わせることで、世界最大の組織に対応できるだけでなく、幅広いAIユースケースに対応できる十分に堅牢で柔軟なプラットフォームを提供できるようになります。
https://www.databricks.com/company/newsroom/press-releases/databricks-signs-definitive-agreement-acquire-mosaicml-leading-generative-ai-platform

今回の買収を読み解く前に、まずはDatabricksとMosaicMLが何をやっている会社か説明する必要がある。

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続きは、3043文字あります。
  • Databricks:データ処理基盤のエース
  • MosaicML:OpenAIに対抗するOpenなAI
  • 抽象化レイヤーの穴埋め問題

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