Sakana AI ≠ Palantir ≒ LayerX

身も蓋もないことを言うと、進化アルゴリズムはどうでもよさそう
らんぶる 2025.12.01
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Sakana AIが大型のシリーズBを発表した。

Sakana AIは、シリーズBラウンドにおいて、総額約200億円(1億3,500万米ドル)の資金調達を実施しました。これにより、当社のPost-money Valuation(資金調達後企業価値)は約4,000億円(26億3,500万米ドル)に、累計調達額は総額約520億円(3億4,700万米ドル)になります。

既存投資家のMUFG・Khosla Ventures・Lux Capitalに加え、スペインのメガバンクSantander GroupやPalantirへの出資で知られるCIAから派生したVCファームIn-Q-Telなど、世界中の投資家も参加する賑やかなラウンドとなった。どんなに大きくARRを見積もったところで100億円はいかないだろうから、プロダクトが確立されてない状態でPSR40超えという強気のタームシートだったということになる。

Sakana AIというと今年2月にわけのわからない論文を出して総スカンを食らったが、2025年のAI業界全体がドラゴンボール的精神と部屋にあったこともあり、2月のことなど投資家含めて誰も覚えていないのでモーマンタイである。

さっさと今後の事業の分析に移ろう。

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  • Sakana AI ≠ Palantir
  • LayerX or SlayerX?
  • Be Animalの和訳はコッカラッス
  • リードエンジン・リソースプール・コンテクスト
  • 「国家間の交渉材料」となる可能性

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