ServiceNow:もうひとつの巨大SaaS③

プラットフォーム多用化の鍵を握る人事戦略
らんぶる 2022.07.18
サポートメンバー限定

今週前半に配信した無料記事が予想外の反響をみせ、お陰様で600名以上の方が新しく購読してくださった。中には有料読者になってくださった方も数名いらっしゃり、心も懐も温まる応援に感謝したい。

今週は前々週前週に引き続きServiceNowの第3回目となる。前回の終わりに触れたように、ServiceNowはソリューションの多角化を推し進める一方で、自社のProfessional Services(以下PS)売上を一桁%にまで減らしてきている。一般論として、ソリューションの多角化はプラットフォームのカスタマイズと比例するので、プロジェクト全体で見た時のPSの貢献度は上がる。それにも関わらず元締めであるServiceNowへの売上貢献率が逓減しているということは、PSの儲けが社外に流れていることを意味する。

ではいったいどこにその売上は流れているのかというと、コンサルティング企業をはじめとする実装パートナーたちだ。ServiceNowのパートナーエコシステムは実に巨大だ。ウェブサイトには大小1,745のパートナー企業が名を連ねており、そのうち411社はServiceNow.com上にプロフィールを持つ認定パートナーだ。今週はまずそのデータを紐解くところから分析を始めたい。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、5081文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者限定
クリスマスAI商戦ダイジェスト
サポートメンバー限定
IaaSとJTCの間には今日もクラスメソッド
読者限定
君が手にするはずだったT2D3について
サポートメンバー限定
サブスク提唱者の幕引きは意外と静かに
サポートメンバー限定
SaaSのJカーブが消えた日
読者限定
Q2業績報告から聞こえるSaaS3.0の足音②
サポートメンバー限定
OpenAI経営陣の脱藩は終わりの始まりか
読者限定
Q2業績報告から聞こえるSaaS3.0の足音①