ZScaler:ゼロトラストの代名詞

連続起業家のクラウド立身物語
らんぶる 2022.06.17
サポートメンバー限定

シリコンバレーの老舗VCであるBattery Venturesが“Cloud Quarterly: A Founder's Almanac (2020Q1)”という資料を公開した。緻密に分析された資料なので読み込むことをおすすめするが、あえてサマるならば、SaaSもこれから勝者と敗者に分かれていき、その鍵を握るのが利益率とFCFマージンだろうという至極当たり前の主張をしている。ただこの資料の良いところは当たり前の結論に対して定量的裏付けをしてくれているところだ。

そのメッセージを端的に表したのが以下の一枚目のスライドとなる。

この5ヶ月の売上マルチプルの圧縮を右下のNoneが物語っている。このスライドそのものは左側にあるロゴと右側にあるロゴが1:1対応していないのでデータとしては不適切である…という話はさておき、ZScalerが高いマルチプルを維持していることに興味を持ち調べることにした。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、8405文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者限定
クリスマスAI商戦ダイジェスト
サポートメンバー限定
IaaSとJTCの間には今日もクラスメソッド
読者限定
君が手にするはずだったT2D3について
サポートメンバー限定
サブスク提唱者の幕引きは意外と静かに
サポートメンバー限定
SaaSのJカーブが消えた日
読者限定
Q2業績報告から聞こえるSaaS3.0の足音②
サポートメンバー限定
OpenAI経営陣の脱藩は終わりの始まりか
読者限定
Q2業績報告から聞こえるSaaS3.0の足音①