CrowdStrike:サイバー戦争の武器商人②
クラウド時代のプラットフォーム商売の典型
らんぶる
2022.03.14
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先週に続いてCrowdStrikeについて書く。ちょうど木曜日に最新の四半期営業報告があり、再び市場の期待を上回る結果となった。株価は一週間で20%ほど上がっており、マクロ要因なぞどこ吹く風である(注:筆者は3月8日に少数のCRWD株を買い、3月11日に売却しています。現時点ではポジションはありません)
前回触れたRule of 40の数字はなぜか今回発表されなかったが、データを元に計算すると8年次売上成長率66%+経常利益率19%で85という立派な数字を残している。Magic Numberも1.3で変わらず、これだけ世界がひっくり返る中、営業パイプラインは過去最高でガイダンスも微増となれば、そりゃ株価も上がるわけだ。
今日はそんなCrowdStrikeの製品群とGTMについて分析していく。2022年3月の時点で製品モジュールが21もあるのでその全てを網羅することは難しい。ここではその中核にあるEDR、それを支えるコアの技術であるThreat Graph、最近の主要な買収製品であるHumioに焦点を当てる。
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- EDR:クラウド時代のセキュリティ
- セキュリティの会社?いえ、データ分析の会社です
- Humio買収にみるCrowdStrikeの野心
- チャネルを活かせる八方美人
- サイバー戦争の武器商人:地政の観点から
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